カラスは白い?(伊藤浩)

水紋

 安倍総理が国民を「あんな人たち」呼ばわりした。信じられない。都議選で自民党候補の応援に駆け付けた際、退陣を求める声に、「あんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ってのけた。

 一連の疑念に業を煮やした国民の声。真摯(しんし)に耳を傾けることなく、ジョークの一言も言えない。何とも情けないと言うしかない。

 「丁寧に説明する」と言った閉会中審査では、低姿勢は見られたものの、疑念はより一層深まった感がある。

 内閣改造では問題視された大臣を替えた。一連の疑念を葬ろうとする思惑が透けて見える。

 「国民をばかにするのもいいかげんにしてほしい」。そんな声を、石巻の酒場で聞いた。客同士が、国民無視のご都合主義の政権批判で盛り上がっていた。

 ジャーナリストの田原総一朗さんは、あるテレビ番組で「替えるべきは安倍総理」と言い放った。同感だ。

 宮城選出の元防衛大臣の総理擁護発言は耳障りだった。宮城人として恥ずかしかった。騒動での貢献度を認められたのか、大臣に復帰した。動向を注視していきたい。

 トップが「カラスは白い」と言えば、取り巻き連は「白い」と声をそろえる。突然変異もあるようだが、カラスはどう見ても黒でしょ。何があっても白にしようとする姿勢。安倍総理とその周辺の人たちの言動は、正直に生きることの大切さを教えてくれている。

(伊藤浩)

【2017年8月8日(火)石巻かほく掲載】


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