(97)海

 今日7月17日は「海の日」。

 世界地図で主な海の英語名を並べてみましょう。
   the Pacific Ocean(太平洋)
   the Atlantic Ocean(大西洋)
   the Indian Ocean(インド洋)
   the Sea of Japan(日本海)
   the Mediterranean Sea(地中海)
   the North Sea(北海)
   the Baltic Sea(バルト海)

 一般的には、ocean は「大洋」を表し、sea はそれより小さな「海域」を表すとされていますが、sea はイギリス英語でocean はアメリカ英語で好んで用いられる、sea には詩的な響きがあるなど、両者の違いについては、さまざまな説があるようです。

 一方、フランス語やイタリア語などの「ラテン語圏」では「海」は全く別な言葉の系列となります。

 フランス語では mer(メール)。シャンソンの名曲「ラ・メール」( La Mer )でおなじみですね。

 イタリア語では mare(マーレ)そしてスペイン語では mar(マール)です。これらの言葉は全てラテン語 mare(マーレ)に由来します。

 もうお気づきでしょう。“ mar ”という文字の組み合わせから“ marine ”(マリーン)という言葉が想像できます。ダイビングなどの「マリーン・スポーツ」、2年前に88年の歴史に幕を降ろした松島の「マリンピア松島水族館」などなど。また、我が石巻が誇る「海産物」は英語で marine products(マリーン・プロダクツ)と言います。

 イチローが去った後、あまり話題にならなくなった「シアトル・マリナーズ」( Seattle Mariners )の mariner は「船乗り」という意味です。米国西海岸に開けた美しい港町・シアトルから船で大海にのりだす勇者たち…マリナーズ…「海人(うみびと)」と訳したい気持ちに駆られます。

大津幸一さん(石巻専修大人間学部教授)

【2017年7月17日(月)石巻かほく掲載】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)