全力投球(桜井泉)

水紋

 「責任の重さを感じています。東松島市の良さや、復興に向かって頑張っている職員、市民の皆さんの様子なども伝えたい。帰省して良い報告ができるようベストを尽くします」

 東松島市が初めて県東京事務所(東京都千代田区)に派遣する職員の辞令交付式があった5月31日、同市役所応接室で渥美巌市長から辞令を受けた行政経営課主査の鳴瀬善雄さん(34)=同市赤井=は決意を語った。

 鳴瀬さんは仙台市出身。早稲田大卒業後、東京の大手不動産会社に勤務していたが、東日本大震災をきっかけに退社。2013年1月に任期付職員として入庁した経緯がある。

 数ある被災地の中で「復興の手伝いをしたい」と東松島市を選んだ理由が興味深かった。「子どもの頃に鳴瀬川、吉田川で父親に連れられて釣りをして思い出があったから」と振り返る。

 名前も“鳴瀬”。東松島市との不思議な縁を感じずにはいられなかった。

 渥美市長は「企業誘致は経済の活性化や雇用対策にもつながるなど好影響を及ぼす。東京で働いてきたこれまでの経験を生かし、県職員と一緒になって持てる力を発揮してほしい」とエールを送った。

 鳴瀬さんは今後、企業の誘致活動に取り組む一方、首都圏を中心に東松島市の観光PRにも努める。「自分の言葉で東松島市の良さを説明したい」とも。

 東京での仕事は今日で2週間。機会があれば出張し、様子を取材したい。

(桜井泉)

【2017年6月15日(木)石巻かほく掲載】


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)