真実(伊藤浩)

水紋

 森友と加計、安倍晋三首相夫妻と関わりが指摘されている二つの学園だ。国民が疑念を抱き、行方を注視している。

 首相夫人が名誉園長だった森友問題の本質は、払い下げの国有地がなぜ8億円も安くなったのか。小学校開設認可に政治家の関与はなかったのか。首相の友人が理事長を務める加計学園が獣医学部を新設する国家戦略特区に「特別な便宜(総理のご意向)はなかったのか」追及されている。

 忖度(そんたく)、詭弁(きべん)、不透明、不公平、おごり、説明責任無視、証人喚問無視、国民・国会軽視、物言えぬ体質、政治の劣化、問答無用の政治…。一強他弱の弊害がもたらす現政権を見ていると、そんな言葉がぽんぽん出てくる。

 問題の核心はどこにあるのか。真実を究明すべきであるにもかかわらず都合の悪いことは口裏を合わせるように否定する。人格を攻撃する。権力を武器に数の力で思い通りに事を進めようとする姿勢。民主主義って何。

 一連の疑惑騒動。国民は納得していない。分かりやすく、説明責任を果たす義務があることは言うまでもない。

 森友問題が浮上して以来、信じがたい大臣の失言、暴言も相次いでいる。情けない。このような人たちに国を任せておいていいのだろうか。

 子どもの頃、大臣を夢見る子どもたちが多かった。今はどうだろう。テレビに映る大臣の姿を見て「あのような大人にはなりたくない」という声が聞こえてきそうだ。

 健全な政治を取り戻すときが来た。

(伊藤浩)

【2017年6月6日(火)石巻かほく掲載】


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