職業講話(青山未来)

水紋

 先日、依頼を受けて石巻市湊中へ職業講話に出向いた。社会人1年目の私でいいのだろうかという思いはあったものの、お世話になっている教育現場への恩返しになればと参加を決めた。

 新人として歩んだ1年間を振り返りながら、やりがいや仕事観などについて考えた。

 当日、生徒たちには「まだ仕事観はよく分からない」と正直な気持ちを話しつつ、1年目で感じたことを率直に伝えた。「仕事をしていく中でさまざまな人と出会い、人との縁を感じながら、つながりを生み出している。その積み重ねが自分を成長させているし、やりがいに感じることもある」。相手あってこその取材。人とのつながりを強く感じた1年だった。

 私がこの仕事を目指したきっかけにも触れた。「中学校時代、国語の先生に『推敲(すいこう)が上手だね』と褒められた。この一言で文章に携わる仕事もいいなと思うようになった」。私自身がそうであったように、多感な時期の中学生は何げない一言が心の中にずっと残っていたり、時にその人の道筋を決めることにもなったりする。

 だからこそ、最後に私が大切にしてきたことを告げた。「何でも果敢にチャレンジすること。経験することで話に重みも出るし、説得力が生まれる。経験は失敗でも成功でも、必ず自分の力になる」と。この言葉が誰かの心に残り、何か悩んだときに勇気を出して一歩踏み出せる後押しになることを願って。

(青山未来)

【2017年3月2日(木)石巻かほく掲載】


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