ポスト阿部(浜尾幸朗)

水紋

 任期満了に伴う東松島市長選の日程が来年4月16日告示、23日投票に決まり、次期市長選に向けた動向に注目が集まってきた。

 現職で3期目の阿部秀保市長(61)は今期限りで退く。阿部氏が5月に勇退を表明して以来、「ポスト阿部」を目指して目立った動きや出馬表明もなく、混沌(こんとん)とした情勢が続いていたが、ようやくベテラン男性市議が立候補する意思を固めた。

 他に立候補が取り沙汰される市議がおり、水面下では東松島市出身で県レベルの自治体幹部を擁立しようという案も浮上するなど、現時点では12年ぶりの選挙戦となる公算が大きい。

 知名度と実績があり、市民に根強い人気がある阿部氏は別格として、新人が市長選に打って出ることはそう簡単なことではない。当選すればいいが、落選のリスクがつきまとう。相当の覚悟と決意、そして「このまちを良くしたい」という情熱と使命感が必要だ。

 市議だけでなく、庁内には優秀な人材がそろっている。経済、教育、文化・スポーツなど各分野で活躍する人も少なくない。共有する思いは多面的な魅力があり、暮らしやすい東松島市への郷土愛だろう。

 志の高い人たちがぜひ、勇気あるチャレンジャーとして名乗りを上げてほしい。候補者は多い方がいい。市民にとって賢明な選択をする判断材料は政策だ。復興のトップランナーとして、その先を見据えた未来につながる論戦を今から期待している。

(浜尾幸朗)

【2016年11月1日(火)石巻かほく掲載】


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