石巻かほく:短歌・俳句を募集

土曜は短歌・俳句楽しもう
選者は、佐藤氏(短歌)と石母田氏(俳句)

 短歌・俳句の欄を新設しました。選者の佐藤成晃氏(短歌)、石母田星人氏(俳句)から、選に当たる思い、作品を寄稿してもらいました。

佐藤成晃氏

佐藤成晃氏

◆短歌/佐藤成晃氏 「心の動きを表現」

   もう一台買う余裕など無いものの今朝のチラシのボンネットの青

   後ろ向きに坂登りくる老人の呆けたくないと意地張る背中

   湯上りの喉(のみど)にそそぐ牛乳の冷たき線となりて降りゆく

 「石巻かほく」に短歌の欄が創設されることになり、その応募作品の選に当たることになりました。日常生活の喜怒哀楽を五七五七七に素直に合わせて表してみてください。

 この五七のリズムは、すべての日本人が遺伝子のように受け継いできたものです。楽しい時も悲しい時も自分なりの心の動きを表現するには「よくできている」器です。

 「3.11」までは女川町に住んでおりました。女川町と石巻市で短歌教室を開いていましたが、すべてが水の泡と消えてしまいました。あれから5年。ここに新しく短歌の広場が開設されたのです。作品が持っている作者の心理を誤読しないように真剣に作品に向き合います。お友達にもぜひ、お声掛けくださいますようお願いします。

(さとう・せいこう:1937年秋田県三種町生まれ。長年、故武川忠一氏に師事。「音」短歌会発足に参加。91年「音 短歌賞」受賞。94年「壮年の尾根」20首で県芸術祭文芸賞受賞。歌集に『縄文の雨』『壮年の尾根』『地津震波』。現代歌人協会会員、県芸術協会会員。現在、石巻市中央公民館つくも大学「短歌教室」講師。旧矢本高校長、旧宮城一女高校長、宮城学院大教授、女川町教育委員長などを務めた。仙台市若林区在住。78歳。)
 

石母田星人氏

石母田星人氏

◆俳句/石母田星人氏 「自然の声を聴く」

   白梅の空は産湯の匂かな

   蒼天の剥落滝となりにけり

   魂の澄むまで檸檬もてあそぶ

 東日本大震災以降、俳句が詠めなくなった句友がいます。彼女が再び、句を書き始めたきっかけは、初夏の美しい夕焼け雲でした。自然の中の自分、そして自分の中の自然を感じた瞬間、詠まずにはいられなかったそうです。

 句を作ろうとする者に自然は優しく接して語りかけてくれます。この語りかけこそが俳句なのです。伝統を重んじ制約が多い詩型ですが、どうか自然の声を聴きながら楽しんで作ってください。

 ご自分の生活を中心に、その季節その場所でのさまざまな出合いを大切に独自の感覚を生かして表現してほしいものです。

 選者は投稿された作品を世界で初めて読むことになります。期待で胸が高鳴ります。感性豊かな一句に出合えることを楽しみにしています。

(いしもた・せいじん:1955年仙台市生まれ。本名は仁氏。93年に勤務先の河北新報社で「河北歌壇・俳壇」欄の編集を担当、俳句を始める。95年に俳句結社「滝」同人。2002年第1回滝俳句賞を受賞。04年刊行の句集『濫觴(らんしょう)』で県芸術選奨新人賞、05年に第10回加美俳句大賞、県文芸賞を受賞する。句集に『膝蓋腱反射』『新現代俳句最前線』など。仙台市内のカルチャー教室専任講師。県芸術協会会員。仙台市若林区在住。61歳。)

■作品募集力作を寄せて

 短歌、俳句を募っております。皆さんの力作をお寄せください。募集要項は次の通りです。

 短歌、俳句とも必ずはがきを使い、1枚に3首・句まで。いずれも自作の未発表作品に限ります。

 作品と同じ面(裏面)に氏名(筆名の場合は本名も)、住所、年齢(学年)、電話番号を記し、〒986-0827石巻市千石町4の42、三陸河北新報社編集部・文芸係まで。

 連絡先は0225(96)0321。

 作品は返却しません。掲載作品は三陸河北新報社ホームページ「メディア猫の目」でも紹介します。

【2016年4月2日(土)石巻かほく掲載】


短歌・俳句を募集

 三陸河北新報社は4月から、毎週土曜日の石巻かほく紙面で地域文化面を新たに設け、読者からの短歌・俳句をそれぞれ隔週で掲載します。皆さんの力作をお寄せください。

 選者は、短歌が元女川町教育委員長の佐藤成晃氏(仙台市若林区)、俳句が石母田仁氏(仙台市若林区)です。作品の一部には選評を付けて紹介します。

 募集要項は次の通りです。

 短歌、俳句とも必ずはがきを使い、1枚に3首・句まで。いずれも自作の未発表作品に限ります。作品と同じ面(裏面)に氏名(筆名の場合は本名も)、住所、年齢、電話番号を記し、〒986-0827石巻市千石町4の42、三陸河北新報社編集部・文芸係まで。連絡先は0225(96)0321。

 作品は返却しません。

 掲載作品は三陸河北新報社ホームページ「メディア猫の目」でも紹介します。

三陸河北新報社

【2016年3月16日(水)石巻かほく掲載】


コメント一覧

  1. こうちゃん

    俳句でも、短歌でもそうですが、なんか独りよがりの、こむずかしい漢字が多く使われている感がいなめないと思います、
    作品は、読者がスムーズに読めることが大前提だと思いますが、
    作者も選者も、もう少し、読む方々の身になってはいかがでしょうか。

     まだ五年 稲田(いなた)きっちり 株を分け

      仮設住人   73歳

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