存在感(桜井泉)

水紋

 「宮城水産は第1次産業を支える要となる学校。第6次産業の根っこをつくる新しい学科がスタートすることは喜ばしい」。

 海洋総合、情報科学の2学科を2014年度から海洋総合科に一本化し、新たなスタートを切る宮城水産高(大野信之校長)で先月下旬にあった学科改編に伴う第2回地域連携推進会議。

 出席した浅野亨石巻商工会議所会頭は、厚生労働省から卒業時までに無試験で国家試験の調理師免許が得られる調理師養成施設としての認可が得られたことにうれしさをにじませた。

 免許が得られる調理類型の授業・実習は魚食がメーンテーマ。県の魚介類や世界の魚食文化について理解を深めることを目標に、卒業後は魚食普及ができる調理人の養成を目指す。

 昨年12月には「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたばかり。和食に対する関心が日増しに高まっているだけに、絶好のタイミングともいえそうだ。

 後藤宗徳石巻観光協会長は「石巻には和食の伝統が根付いている」と強調。「遠方から食べに来てもらえるような料理のレベルアップを図らなければならない」と現役料理人の奮起も促す。

 大野信之校長によると、新年度の入学志願者の中には「調理師を目指したい」という男女が19人もいたという。地域の存在感を高めるためにも学科改編は意義深く、推移を見守りたい。

(桜井泉)

【2014年2月6日(木)石巻かほく掲載】


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